アルコールが肝臓に及ぼす影響

2023年11月28日2024年6月10日

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脂肪肝・肝炎・肝硬変

【アルコールによる肝臓の病気】

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アルコール性脂肪肝

アルコールにより肝臓でトリグリセリド（中性脂肪）が合成され、肝臓に溜まります。血液検査でトリグリセライド（中性脂肪）が高かったり、腹部エコーで脂肪肝と診断されます。

症状：無症状

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アルコール性肝炎

脂肪肝からさらにアルコールを摂取すると肝臓に炎症が起きます。重症の肝炎では亡くなる場合もあります。この時点で、アルコール依存状態になっている可能性があります。

症状：腹水、発熱、黄疸など

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アルコール性肝硬変

肝臓の炎症が続くと正常な細胞が減って、線維に置き換わります。肝臓の働きが顕著に落ちます。アルコール性肝炎の状態を経ずに、静かに肝硬変に進むことも少なくありません。

症状：腹水、黄疸、食道胃静脈瘤の破裂、意識障害（肝性脳症）など

アルコール性脂肪肝、アルコール性肝炎の状態であれば、アルコール摂取をやめることで肝臓の機能が改善されることが期待できます。

アルコール性肝硬変になると改善の可能性がなくなります。ただし、そのまま飲み続けると肝硬変はどんどん進行していき肝不全の状態になります。あきらめずに飲酒をやめなければいけません。

肝臓の炎症、肝硬変だけでなくアルコールは肝臓がんのリスクです。

ただし、禁酒をすれば肝臓がんのリスクが低下することもわかっています。

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