検脈のすすめ!不整脈は自己管理の時代へ

不整脈がどのくらい出ているのかは自分でしかわかりません。症状があれば病院で心電図をとることになりますが、症状がなくても不整脈を持っている方はたくさんいます。

このあと説明する検脈を行えば、自分で不整脈を見つけることやどのくらい出ているかを把握することができます。ぜひ、自己管理しましょう

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脈をとってみよう!

検脈

「脈」というのは、心臓が血液を送り出し動脈に伝わる拍動のことです。

動脈の上を押さえると「脈」を感じることができます。脈のテンポや規則を測定する方法を検脈と呼びます。

一般的には、親指側の手首のくぼみを逆側の指3本で押さえると脈が感じやすいです。

脈が出現する頻度のことを「脈拍」といいます。通常、脈拍は1分間に50−90回程度で、強さも一定です。

運動したり、ストレス(緊張や怒りなど)があったりすると脈拍を増やすホルモンがでて脈拍が増えたり、脈が強くなったりします。これは正常の反応です。安静やストレスからの解放にて脈拍は下がります。この間、脈のリズムは保たれています。

いろいろな脈の乱れ(不整脈)

心臓の動きのリズムや速さが変化し、乱れた状態を「不整脈」といいます。不整脈にはさまざまなタイプがあります。

脈が乱れたタイミングで一瞬だけ弱くなる or 触れなくなる

期外収縮の脈

一瞬、脈が抜けたように感じます。脈が抜けた後に強い脈を感じることもあります。

脈拍が速い

速い脈

規則的で速い脈を感じます。1分間に100回以上だと多い傾向にあります。

脈拍が遅い

遅い脈

脈拍が少ない状態。1分間に60回未満を徐脈と呼びます。

脈がばらばら(リズムが乱れ、脈の強さもばらつく)

心房細動の脈

脈が不規則で、乱れている。一拍ずつの強さもばらつきがあります。

「脈」に関するQ & A

「脈」が速いのですが、心臓が悪いのでしょうか?

人によって平常でも脈拍が多い方もいらっしゃいますが、脈拍が毎分100回を超えていたら何らかの病気が潜んでいる可能性があります

色々な検査を行って、脱水、感染、貧血、甲状腺機能亢進症などの心臓以外の病気不整脈を含めた心臓の病気がないかを調べる必要がありますので医療機関を受診しましょう。

諸検査で問題なければ、”ちょっと脈が速い人”ということになります。

「脈」をとってみたらバラバラでした。どうしたらよいですか?

自覚症状がなければ慌てる必要はありませんが、かかりつけを受診して心電図をとってもらいましょう。心臓の病気が潜んでいる可能性があります。

心房細動という不整脈であった場合に、脳梗塞予防が必要となる場合があります。

「脈」が以前から少ないのですが、大丈夫でしょうか?

脈が少ないことで起こりうる問題(息切れ、めまいや失神)を自覚されていなければ、基本的には大丈夫です。特に若い頃からスポーツをされている方は、日頃から脈拍が少ないことがあります。

ただし、脈がさらに遅くなると問題が生じることがありますので、少しでも自覚があれば「循環器内科」を受診してください。

さらに詳しく脈の管理をしたいならスマートウォッチを!

スマートウォッチのなかには心電図を測定できる腕時計があります。症状があった際に、心電図の記録が可能です。不整脈の検出だけでなく、自己管理のツールとして有用性が高いものです。個人的に購入していただくことになります。

詳しくこちら

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