「高血圧」を合併した高尿酸血症の治療

高尿酸血症も高血圧も生活習慣病であり、合併することも少なくありません。薬物治療を行わずとも生活習慣の見直しは必ず行いましょう。

高尿酸血症の治療指針では、高血圧が合併してる場合に薬物治療を開始する基準は尿酸値 8 mg/dL以上です。

薬物治療

高血圧に合併した高尿酸血症では、尿酸の排泄低下が原因となってることがある。そのため、尿酸排泄促進薬が有効であるが、尿酸生成抑制薬も効果がある。

また、血圧を下げる薬には血清尿酸値に影響を及ぼすことがある。降圧薬の選択にも注意が必要である。

降圧薬の尿酸値に対する影響
尿酸値に対する影響降圧薬の種類
尿酸値を上げる可能性利尿薬
β遮断薬
尿酸値への影響なしミネラルコルチコイド受容体拮抗薬
影響なし、または軽度低下するカルシウム拮抗薬
ARB
ACE阻害薬
尿酸値を低下させるARBのロサルタン
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